多くの人が騙されている「AI」

「弊社はAIを取り扱っていまして、、」「AIを活用してデジタルオートメーションを支援します!」といった言葉を聞いた時にどのような印象を受けるだろうか?
多くの人は「この会社は何か新しい技術を使っている先端的な会社なんだ!」
とイメージする人は少なくない。しかし、「AI」を使っているということは必ずしも先端技術を用いているとは限らないのである。

そもそも今、世間で「AI」という言葉を頻繁に聞くようになった状態は「第3次AIブーム」と呼ばれている現象に過ぎない。
第3次AIブームがあるのなら当然第一次、第二次AIブームがある。
以下、第一次、第二次AIブームについても簡単に紹介する。

では第1次AIブームが起きたのは いつかというと、1950~60年代である。
その時にAIによってできるようになったことは「推論」と「探索」に大別される。この二つのワードだけ聞くと「なんだか難しそう!」と思う人もいると思うが、迷路の解き方であったり、ルールとゴールが明確に決まっているものに対して適切な答えをだすことができるに過ぎなかった。

第2次AIブームが勃興したのは1980~90年代である。
大きな特徴として「エキスパートシステム」というシステムが登場したことが挙げられる。
「エキスパートシステム」が何かというと、専門家の知識を大量にコンピュータに教え込むことで、教え込まれた知識に関する問いに関しては答えを出すことができるが、教え込まれていない知識に関する問いに関してはすっとんきょうな答えしか出せない(もしくは答え自体を出せない)といったものだった。

そして今起きているのが第3次AIブームである。
ここで「ディープラーニング」という、画期的な技術が登場する。
当時行われていた画像認識AIの精度を競う大会でカナダのトロント大学が、周りのチームがギリギリの僅差で順位を争っていた中、ぶっちぎりの1位を取ってしまった。
例えるなら、0.1秒を争う100m走の大会で、周りが10秒台の争いを繰り広げている中、100mを6秒で走る選手が登場してしまったかのような衝撃である。
そのAIを開発したトロント大学が使っていた技術が「ディープラーニング」であり、昨今のニュースで見るような「AIが囲碁のプロ棋士を倒した。「AIが車を運転する。」という技術に応用されている。

ここへ来てやっと多くの人がイメージする「AI」が登場したわけである。
「AI(Artificial Intelligence)」自体は60年以上前から研究されており、
最近になって「AI」という技術が誕生したわけではなく、AIのブームが再来した。というのが正しい解釈である。

だから「AI」といったら電卓だって人間の脳の代わりに計算してくれる「AI」だし、スーパーファミコンなんて物凄く優秀な「AI」と言えるわけである。

AIはまだ決して万能ではないし、研究の余地もかなりある。
まずは正しいAIの理解(難しいアルゴリズムまで理解する必要はない)を元に情報を追えるようになることが単純労働がAI化されていく時代を生きるための第一歩となる。

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